大阪人はせっかち?

他県の方から見た大阪人の印象は、正直のところよく分かりません。私も大阪生まれ大阪育ちですし、自分を客観的に見たときの印象を完璧に知ることほど難しいことはないでしょう。
私が住んでいるのは大阪市外ですが、それにしても多少大阪人に対して思うところはあります。

せっかちすぎない?

ということ。
「車道用の信号が赤に変わったから、歩行者信号がまだ赤でも渡り始める」はまあ100歩譲って気持ちは分からなくもないです。私は待ちますけど。
でもたまに、それすら待てずに車が来ていないことを確認して堂々と渡っていく人を目撃します。待てばいいのに…当たり前ですが、信号無視はちゃんと犯罪なのでやめましょうね。危険ですし。

問題は単に「急いでいるから早く行きたい」というわけではないということです。急いでるからフライングするんじゃないの?とまず考えるかもしれませんし、実際そういう人もいるでしょうが、大抵の場合「フライングはするけど歩くのは早くない」んです。急いでるときって走りますよね。走らないとしても早歩きとか。
違うんです。全然急いではいないけど「待ちたくない」のです。

日常生活でもよく体感します。電車から降りるために前に人が居たら突き飛ばしていく人、スーパーのレジに列ができていたら「もう一台のレジ開けろ」と事情も知らず噛みついてくる人。冷凍食品とか買ってたにしてもそんな急がないですよね?レジって。押しボタン式の信号を青にして渡ったら車に轢かれかけたり、自分が極めてマイペースなお陰でそういうせっかちさんの苛立ちを向けられることはそう少なくありません。

「青は進め・黄色は進め・赤は気を付けて進め」が大阪のローカルルールとされていると、大阪に住んでいたら一度は聞いたことがあると思います。まあ実際そんなことがあったら今頃大阪の交差点は血の海と化しているでしょうが、がっつり赤信号なのに車道をきょろきょろしている人をよく見かけるのも事実です。
私が他の県に出かけたときも正直せっかちさんはよく見かけますし、なんなら大阪より多いんじゃ…?となることもありますが、全国で「大阪人は待てない」とされている以上そういう側面もあるんでしょうね。。

皆さんが大阪に来られた時は、適度に人間観察しながら地元と比べてみるのもひとつの楽しみ方かもしれません。